律side


廉「………つ……り…りつ!」


『……ん-』


パチッと目が覚めれば目の前には廉兄。


廉「律、時間だよ」


『ん、おはよう』


―――ギュッ…


ベットから起き上がって廉兄に抱きつく。


これはいつもの日課。


廉「よしよし。ご飯食べに行くよ」


『……うん』


そう言うと廉兄はあたしの制服を手に取ってあたしを抱っこする。


こうやって運ばれるのもいつものこと。



5歳上の廉兄は今、大学生。
こんなに優しいけどうちの次期組長。

ちなみに家族や仲間以外には優しさの欠片もない兄貴だが………