朝陽「……桜花は動き出したみたいだね」
パソコンをいじっていた朝陽が呟く。
『なんかあったか?』
朝陽「今、全国レベルの族は桜花と翠嵐以外、ほとんどが薬に手を出している。今日の喧嘩で桜花はそれがはっきり分かったはずだ。そろそろ潰し始めるだろうな」
『動きはあんのか?』
朝陽「桜花のロックが固くなってるよ、一段とね」
相手に悟られたくないということか?
夜月「俺らを潰そうとする族も現れるんじゃねぇの?」
朝陽「あぁ、それはあるだろうな」
これから忙しくなりそうだ。
学校もあるしなぁ…
俺らが行ってる学校は超不良高。
族ばっかりだ…
毎日絡んでくる奴が大勢いるから面倒だ。
『………転校するか?』