――――ガラガラガラ……
話しているうちに倉庫のシャッターが開いたみたいだ。
『終わったかな?』
俺たちは立ち上がって下に降りる。
時計を見るときっかり1時間。
さすがだな…
下には怪我人の手当てをする下っぱたち。
怪我人もあんまりいないみたいだ。
入り口にいる烈のところに向かいながら皆に声をかける。
『……きっかり1時間で終わったな』
そう言うと皆嬉しそうに笑った。
『黒桜、どうだった?』
烈「意外にも卑怯な手は使ってこなかったからな~すぐ終わったよ。怪我人も10人くらいじゃない?」
『相手の総長は?』
烈「あっちに縛っといた」
烈が指差した方にはボコボコにされて縛られた2人の男。
やりすぎじゃない?
意識あんのかなぁ…
俺はそんなことを思いながら男たちのもとに歩いて行く。