伊吹「はいっ、お待たせしました!」
客「………あ、ありがとー、可愛いねー」
伊吹「ははっ、ありがとございます」
客「一緒にケーキ食べようよ」
伊吹「えっ、いいんですか!!!?」
……………なんだコイツ。
なぜか接客の上手い伊吹。
そしてひたすら御菓子やらケーキやらのために働いている。
見た目馬鹿っぽいのに。
夜月「いらっしゃいませー!!!」
…………………お前もかよ!!!
馬鹿なのには変わりないけど、
顔だけは整ってる夜月も伊吹と同様に、ノリがいい。
烈「……………」
━━━ガチャンッ…
客「おわっ、そんなツンツンしないでよー、メイドさん!!!」
烈「…………はぁ、」
翼の上をいくんじゃないかという、
不機嫌さ、プラス無愛想。
烈「律姉ー、」
ムスッとした顔であたしに詰め寄ってくる。
……………そんなことしても可愛いだけだ!!!
『あたしより綺麗ってどういうこと!!!?』
朝陽「…………お待ちどうさま」
客「………………………キレイ…」
朝陽「…………………………どうも」
これまた意外な結果。
朝陽の女バージョンは見事に和風美人。
動作とかも荒くなくて…………
え、あたし女子力負けてない?
翼「律は接客しないのかよ!!!」
え、いや、だってさぁ……
『こんだけ美人いるんだからいらなくね?』

