『………律!!!』


響「翼、こっち終わったぞ!!!」


部屋に桜花の幹部たちがやって来た。



奏「………これは、」


伊吹「………え、」



さすがの桜花幹部も目を見開いた。






烈「………紅が暴れたか」


俺は静かに頷いた。


俺はグッと腕に力を込め、
腕の中にいる彼女を持ち上げた。


響「……帰るぞ」


『あぁ』


腕の中にいる彼女は、
真っ白の服に真っ赤な返り血を浴び、
それでもなお真っ黒な髪がなびき、

異質なようで、
艶やかな天使のように眠る。