翼side
………闇烏の倉庫に乗り込んでどのくらいの時間がたっただろうか?
敵の数は少しずつ、少しずつ減っていった。
奏「翼、こっちは大体片付いたぞ」
桜花の幹部は噂通りの強さで、俺ら翠嵐も助けながら闘っていた。
『こっちもそろそろ終わる』
___ドカッ……「う゛っ…」
最後の数人を蹴り飛ばした。
『はぁ…ったく、何人いるんだ』
半端ない数だった。
奏「……とりあえずここは終わりだな」
他の幹部たちも集まってきた。
烈「やっぱりここじゃねぇな……」
ボソッと烈が呟く。
『……どういうことだ?』
烈「奴らの数と強さはこんなもんじゃない」
…っ、まだいるのか!
響「廉さんの所に応援に行った方が良さそうだな。多分、須藤組の方がヤバい」
夜月「………マジかよ」
そう言えば……
『須藤鈴次って奴もいない』