伊吹「………(ビクッ)」
そんなに震えられても……
数人の組員を引き連れて、
あたしたちのいる方に歩いてくる。
「………よぉ」
長い足であっという間にあたしたちの目の前に来る。
『……廉兄』
名前を呼ぶと廉兄が微かに口角を上げた。
……どこが怖いんだろ?
廉兄「伊吹?奏?」
伊吹「はっ、はい!」
奏「お久しぶりです!廉さん!」
ガチガチの二人は何とか立っている。
廉兄「……しっかりやれよ」
奏、伊吹「「はい!!!」」
廉兄、面白がってるな……
烈「兄貴、怯えさせてどうすんの」
烈も若干呆れ顔。
廉兄「…なんにもしてねぇよ」
烈「駄々漏れの殺気しまえ」
廉兄にこんなこと言えるの家族ぐらいだろうなぁー。
他人が言ったら即刻沈められてる。
翼「………律のお兄さん?」
あー、初めて会うよねぇ。
『そう。一応うちの若頭ね』
廉兄「一応ってなんだよ。あー、お前が翠嵐か。俺は廉、聞いての通り律と烈の兄」
おっ………廉兄が意外と喋ってる。
翼「…よろしくお願いします」
翠嵐「「「「「お願いします!!!」」」」」
廉兄「あぁ」

