暗闇に咲く花






伊吹「……律さん、あの人もう来るんじゃ…」


声が震えている。





あの人??

……………あー、それで怯えてんのか。





『あぁ、そろそろ来るぞ』


伊吹「んげっ……」




顔死んでるし……












奏「……えっ、来るの?」



『あれ?言ってなかったっけ?来るよ』



…………………












『……何やってんだよ』



奏までも隠れ始めた。


しかも響の後ろに。













ったく、そんなビビってどうするんだか。

















翼「……あの人?」



そこまでボーッとしていた翼が聞いてきた。


あー、知らないよねぇ。







伊吹「……怖い、怖すぎる」


奏「キレたら殺される」



いや、そこまででは………ないだろ。









烈「……怖いかな?」


『……全然』







伊吹「それ、律さん達だけだから」


まぁ、兄弟だしな。


























響「あっ……来たぞ」



カチンと音がするほど伊吹と奏が固まった。