奏「まぁ、確かに特徴的な声かな?」
紅「……そうか?」
普通の女より少し低い、艶のある声。
毎日、学校で聞いてたからな……
響「………で、どうするつもりなんだ?」
紅「……これを見ろ」
律が見せてきたのはパソコン。
おそらく響のか?
画面を覗き込んで驚いた。
『……なんだこれ?』
死桜連合?一体どういうことだ?
朝陽「……これは?」
響「……書いてある通りだ。桜花を倒すためだけに結成された連合だ。族だけじゃない、組まで入ってる」
……関わるな。と言ったのはこのことが原因か
紅「……まぁ、これだけじゃ分からんよな」
律がはぁっと息をついた。
伊吹「律さん、紅のままになってる」
確かに男言葉だし、
声低いし、
雰囲気違うし。

