響「あぁ、そうだ。翼と渉は無事だ。」 ふっと肩の荷が降りた。 『良かった』 烈「翠嵐も手当てしといたから。大丈夫だよ」 相変わらず、手際がいい。 奏「……翠嵐はどうするの?」 真剣な眼差しがあたしに向けられた。 そんなこともう決めている。 『……危険すぎる。この勝負は桜花だけで乗り切る』 まだ本当の闇を知らないあの人たちを、 巻き込むわけにはいかない。 烈「そうだね。アイツが居る以上危険すぎる」 伊吹「……うん」 皆、納得してくれたようだ。