暗闇に咲く花




『………っ!!』


ギリッと唇を噛んだ。







狂ってる。

コイツは狂ってる。












バッと目線を上げて、

思いっきり足を振り上げた。






―――バシッ…


鈴次「っと!!あっぶねー!!」



鈴次が蹴りをなんとか避けた。






『チッ…』


避けやがったか…



俺の怒りに任せて、鈴次を睨む。















鈴次「あーこわっ……お前ら、やれ」



その声と同時に鈴次の背後から、男たちが姿を現した。


『まだ、いたのか…』


多分、さっき倒した人数くらいはいる。












『………烈』


烈「あぁ」




今まで黙っていた烈も、相当頭にきているらしい。

綺麗な顔で相手を睨んでいる。










烈「っ…負けるかよ」


『全員倒してやる』


――――再び、戦闘が始まった。