翼side


―――ガチャッ……ガシャン!!

―――バタバタ…


うるさい…


夜月「翼ー!!!!」


凄い勢いで幹部室に飛び込んで来たのは夜月。


『うっせーよ…なんだ』


夜月が息を整えながら言う。


夜月「きょっ…今日、No.4とNo.5が手を組んで桜花に攻めこむっっっ」


『っ…!?本当か!?』


朝陽「本当だよ。ボクが調べたし…」


そう言って入ってきたのは副総長の朝陽。


基本的に情報の管理や収集はこいつがしている。


『まぁ、桜花が負けることはないと思うが…』


桜花と言うのは全国No.1の族。


と言っても俺は桜花が闘うところを見たことがない。


噂はある。


ただ、とてつもなく強いという…


朝陽「運が良ければ……桜花を見られる」


『あぁ…』