――――バキッ…「くっ…」


向かってくる敵を必死に倒す。



殴っても、殴っても、
次から次に敵は俺たちに襲いかかる。






『ぐぁっ……』


半分くらい倒したところで、
鉄パイプで肩を後ろから殴られた。


それと同時に視界が揺れる。






―――ヤバい。

そう思った。

そしてその時初めて自分の身体の異変に気付いた。







肩を押さえて隣を見ると、
渉も苦しくなってきたのか息が上がっている。



まだ半分もいるのに………



コイツら、強い。








敵「よそ見すんなよっ」


そう言って不敵に笑い、挑んでくる。



『チッ…』

なんとか拳を受け止める。