親父……もう、パパでいっか…
パパの部屋を出てから電話をかける。
『…動きはあったか?』
響「……あったよ、アイツんとこの傘下でもあるNo.7が喧嘩売ってきたよ」
響の声は落ち着いてはいるが、
怒っていることは容易に感じられる。
『そうか…』
まぁ、予想の範囲内だ。
響「もうひとつ。翠嵐の下っぱが闇討ちにあったらしい」
『……ッ!!』
あの野郎…
携帯を握る手に力がこもる。
『桜花と繋がりがあるのがバレたか…』
響「その辺の情報収集はさすが闇烏ってとこだな」
『あぁ、分かった。ありがとな』
電話を切って自室に帰った。