家に帰って真っ直ぐ親父の部屋に向かう。
『失礼します』
――ガラッ…
部屋の中には重々しい雰囲気を纏った親父。
父「どうかしたか?」
完全に組長モードだ。
まぁ、その方が助かるんだけど…
『夏休み中に闇烏を潰します。須藤組はその後に……八神も動かしていいですか?』
父「あぁ、勿論。須藤組はそろそろ潰しておかないとまずいしな…存分に力を奮え。」
『はい』
この闘いはあたし一人では無理がある。
協力してくれるだけありがたい。
あたしは頭を下げた。
父「……怪我するなよ」
ゆっくりと頭を上げるといつものパパに戻っていた。
『分かってる。ありがとね、パパ』
あたしもいつも通り答えた。

