続いて…一年。
1 森谷伊吹 898/900
2 八神烈 892/900
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22 日比野渉 794/900
渉「やったー!!!!」
一年の結果を見に行くと、
あー、やっぱりね。
伊吹、勉強だけは出来るから。
夜月「……嘘だろ」
夜月なんて開いた口が塞がらないって感じだ。
伊吹「律さん、やった!!」
伊吹は満面の笑みだ。
『うん、伊吹、頑張ったね』
頭を撫でてあげると伊吹は目を細めた。
………ネコみたい。
伊吹を撫でていると後ろから視線を感じた。
『どうしたの?翼』
振り向くとちょっと拗ねた顔の翼。
翼はあたしの耳に顔を近づけた。
翼「…俺にもご褒美頂戴?」
甘く、痺れるような声で囁いて、
あたしの耳にキスを落とした。
それも皆に気付かれないように。
『ちょっ……』
身体がピクッと揺らめくのを感じた。
翼「……可愛い」
また、囁いてあたしの耳から顔を離した。

