翼side



「…じゃあ、今日はここまでだ」





教師の声で教室の雰囲気が柔らかくなる。


やっと4時間目が終わった……

久々にまともな授業を受けたせいか、
頭が痛い。

なんでこんな真面目なんだか?
初日だから一応授業受けてたけど、明日からはサボりだな…







夜月「……翼っ~(泣)」


隣の席の夜月が頭の上に教科書を載っけて涙声で言ってくる。


『…なんだよ』


夜月「無理っ……分かんない」


『はぁ……朝陽に教えてもらえ』


夜月「ゔ~」


どうやら授業内容が難しすぎるらしい…
↑↑↑↑↑↑↑
(夜月にとっては)


まぁ、留年してもらっちゃ困るしな…