女の人の声...。 こんな所で何をやらかしてくれてるんだ。 学校だぞ、学校。 ここはひとまず退散しよう、うん。 私は中途半端に開いた資料室を閉めようと扉に手を掛けた。 が。 ぎぎっ。 扉の錆びれた音が、静かな資料室と廊下に盛大に響き渡る。 しまった。 ひ汗を握る。