百瀬君の生態記録。





疑問形で返すところじゃないんだけど...ここ。




「...」




「ざんねーん、」そんな気抜けた声が聞こえると、奴の手がぽんっと肩に手が置かれた。




と、同時に。




「俺専用かと思ってたんだけど」




なんて。耳元で聞こえたロートーンにクラクラする。




するり、と肩から手が外れると長い髪の上からでもわかる端正な顔がにやりと口角をあげ、小さく舌を出した。



そんな顔で、私は絶対お前の手伝いなんかしない。




...って言いたいのに。