あたしの言葉に遥が少しだけポカンと口を開いた。
『あ、あたし…、』
「お前んなことはどーでもいいから早く買ってこいや」
『んなっ!』
急に話に入ってきた怜になんとも間抜けな声が出た。
「さっきからワイワイうっせんだよ。出されたら黙って受け取って買ってこい」
『はぁ?』
「っち、俺の飲み物なんか買ってこい。ついでにお前の食べ物もかってこい」
『…』
呆れてものも言えない。
「美咲ちゃん、早く早く!」
あたしをせかすように遥がゆうもんだからあたしは渋々怜のものであろう財布に手を掛けぼそっとお礼を呟いてコンビニの中に入った。
あたしが怜から財布を受け取ったとき怜は少しだけあたしを視界に入れてふっと笑った。気がした…
あたしは怜の飲み物をさっさと選んで栄養補助食品を一週間分買わせて頂いた。
まぁ、口ではあたしの物はついでだのなんだの言ってるけどあいつの考えが読めて少しニヤリと笑った。
ちょうど会計をしてる時にあたしがニヤリと笑ったもんだから会計をしていた店員が少し不気味そうにあたしを見てきた。
あたしはそそくさと怜の財布から諭吉をだしてお釣りをもらって車に乗り込んだ。

