「食いもん買うんじゃねーのかよ」


ぼそっと呟いた怜の言葉にあたしの思考回路はハテナしか浮かばなかった。


『え?買うけど…そ、れが?』


あたしの言葉に怜は眉間に皺をよせ怪訝そうにあたしを見つめた。見つめたってよりか睨みつけたの方が正しいかもしれない。


『な、なに?』


いくら睨まれようがあたしは分かんないものは分かんない。てゆうかもっと言葉数を増やして分かるように説明しやがれっての!



頭の中で怜にいろいろと悪態をついてでも怜の考えがよく理解できなかった。


そんなあたし達のやりとりを見て遥が少しため息をついて呆れたようにあたしと怜を交互に一瞥した。



「…ったく、怜も簡潔に言えばいいのに…、」



呆れた、なんて言いながらあたしに視線を向けた遥は少し苦笑い気味だった。


「美咲ちゃん、怜が金は俺が出すって言ってるんだけど…



遥の言葉にあたしは少し顔を歪めた。



『な、なんで?お金くらい自分でだせるよ!』


「んー、だけどそれじゃ怜が…」


あたしは遥の言葉を遮りくい気味に言葉をはっした。


『あたしお金くらい持ってるし、そんな出してもらうなんて悪いし、ましてやあたしがお金を出してもらう義理なんてないし!』