『あっ、うん!』



着いた先はあたしの家…ではなくコンビニ。


あ、そう言えばあたし今日まだなにも食べてなかったんだ。


「美咲ちゃん一人で行ける?」


あたしは遥の問いかけに勢いよく首を縦にふった。


あたしは保育園生でもなけりゃ生まれたての赤ん坊でもない。生まれて此の方もう16年生きてきたわけであってその中でもコンビニなんて週に5回くらいは行ってる。


そんな事を悶々と頭の中で考えてあたしは車を降りようとした。



「…おい」


『なに…?』


名前を呼ばれて怜の方を振り返るとあたしに向かって自分の財布であろうものを差し出してきた。



『…は?な、なに?』



「これ持っていけ」



『いや、な、なんで?』