「グループ対抗肝試しとかどうやって勝ち決めんだよ‼︎」


わっちーが列に並びながら言った。


陽は何気にわっちーの隣に立っている。


「てか、あと少しで私達の番なんだけど‼︎」


陽がわっちーの服の裾を掴みながら言った。


陽、かわいい……


私も……


西門くんの服の裾を……


私は手を伸ばした。


すると……


伸ばした手が何かに包まれた。


手を見ると、


手⁉︎⁉︎


私は、西門くんを見た。


西門くんは私を微笑みながら見ている。


「あ……その…」


恥ずかしい‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎


「俺も怖いから……手、繋いでいたい。」


恥ずかしがる素振りも見せずにそんなことを言う西門くん。


絶対顔赤いよ‼︎私‼︎