門まで行くと、この間の黒いスーツの赤井さんが立っていた。 「あ、中原様。涼介様は車の中で話をと……」 「イヤです。車には絶対に乗りません。」 「………さようでございますか……」 そう言うと、スーツの男は車のドアを開けた。 「中原様は、車の中では話したくないご様子です。」 「そう言うと思っていた。赤井。30分後に迎えに来い。」 「分かりました。」 赤井さんは、車に乗ってどこかに行ってしまった。 「さて……」 滝城涼介が私の方に向かって来る。