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「ただいま~」
西門くんはうちの前まできちんと送ってくれた。
あいつと違うところはそういうgentlemanなところなのよ!!
「おかえり。」
靴を脱いでいると前から声がした。
「あ、お兄ちゃん。どうしたの??そんな所に立って……??」
前には神妙な面もちの兄が立っていた。
「今のイケメンは誰だ。」
イケメン…………西門くんしか思い浮かばない。
「彼氏か?」
「いやいやいやいや!!!!違う違う!!!!」
私がそう言うと兄は笑顔になった。
「だよな~!!お前に彼氏なんて!!しかも、超イケメンな彼氏なんているわけないよな!!!!」
わたしにこんなに悪態つくなんて……まさか……
「…………また振られたの…………??」
兄は固まった。
そして、黙って頷いた。
兄は、モテるが付き合っても長持ちしない人なのだ。
「大学入ってからもう5人目だよね!?」
「…ま、まぁまたできるよ。」
「はぁ………私なんて一度もできたことないのに………」
「それより、飯。できてるぞ。」
「あ、うん。」
私は、ダイニングに直行した。

