教室に向かう途中、職員室の前で担任の原口先生に会った。


「お、西野に桑田に天坂。不思議な組み合わせだな。」


「あ、はらぐっちおはよー!!」


陽が言った。


「おう。あ、そうだ。天坂。」


原口先生は、私を呼んだ。


「……何ですか……また雑用押し付けるならシカトして逃げますよ。」


原口先生は私によく雑用を押し付ける。


「今日のは雑用だけど雑用じゃない。」


「はぁ……??」


「ま、来てみろ。」


「百合、行ってきなよ!!」


陽が言った。


「人事だと思って………」


私は仕方なく雑用をする事になった。