「こういうときしか、 会えないから」 私を抱き寄せた先生の体は冷たくて どれくらい私を待ってくれてたんだろう って思ったら やっぱりこの人が好きだなって 「内藤、こっち向いて」 言われるがまま、顔を上げる。 「今は先生と生徒じゃ、ないから」 嬉しくなって何回も頷いた。