「別、勉強するだけだもんね?」


陸は相変わらずクスクス笑ってる。

変なことなんて考えてないもん。


「そーだよそーだよ」

陸の部屋は2階らしく、

陸の大きな背中に付いて行く。



「その辺に座って」

小さなテーブルの横に座る。


男の子の部屋ってこんな風なんだ…。

「ちょ、あんま見んなよ」

陸が焦るから面白くて笑う。