もし君が私の前からいなくなってしまったら。





「ははっ、お前運動しねぇからだよ。

もうついたよ。」


もうついたんだ!

下に向けていた視線をもとの視線に戻す。

「わぁー。キレイ‼すごーい‼」


そこにはキレイな夜景が広がっていた。


マンションやビル、住宅街の光。

そして、街に飾られたイルミネーションの色とりどりの光。


「だろ?俺だけのお気に入りの場所。」


私を晴樹だけの場所に連れて来てくれたの?

「ありがとう!晴樹」