もし君が私の前からいなくなってしまったら。




「私ね、晴樹とケンカしちゃったの。

それで、私学校とびたしたの。


だけど晴樹にあやまらきゃって思って


学校の方向へ戻ったの。


そしたら、そしたら、晴樹が頭から血いっぱいだしてて。私、私。」




あの時の光景が浮かぶ。

はぁ、はぁ、


息が苦しい。