とっさに持っていた漫画の袋をギュウッと抱き締めて、そう覚悟する。


あぁ、短い人生だったなぁ…


なんて。


思っていると。


後ろからぐいっと力強く腕を引かれた。


「っ!?」


ブロロロロッという音と共にすぐ横を車が通りすぎていく。


な、ななななな何っ!?