「よ、よく知ってんね?」

いくらなんでも詳しすぎる。


「知ってるも何も、超有名な進学校に通ってる上にイケメンだよっ!?何でも、100人の女子に告白されたとかなんとか…まぁ、でも恋は理屈がうんちゃらとか言って振ってるみたいだけどね」


あぁー…想像がつくよ…。

で・も!


私はごほんと大きく咳払いしてから、ばばーんと胸を張った。


「恋に理屈はないと思うの!!きっとね、要君にもわかってもらえると私は信じてる!真実の愛ならば理屈などなくても本能のままなんだと!」


そしてドヤ顔。


ふっ…。決まった。