こんな感じで。


まぁ、さっちゃんの場合はツンツンツンツンツンツンデレッみたいな感じだから、デレッは宝くじ六億円当たった並みの珍しさだから。


「空留、失礼なこと考えてるでしょ」


ギクッ


「…で?教室入ってきた瞬間私に思い切りタックルしてきた理由はそれ?」


さっちゃんが鋭い瞳で私を見る。


「うぅ…」


実は、私は教室に入ってさっちゃんを見つけた瞬間、「聞いて聞いてー!」と思い切り抱きついたのだ。