次の日からは、志穂と一緒に登下校するようになった。
学校は違うけど途中まで一緒だった事が判明!
オススメのメイクの仕方や、アレンジの仕方などなど、いろいろ教えてもらってます!
家でそれを試してみるけど、なかなか上手く出来ないから志穂を家に呼び込んだりとか…、いろいろしてまーす✌︎
高校二年目で人がこんなに変われるって聞いた事ないよ。
だから学校中から、
「合野変わったなー」
「凄いよ合野さん。そのメイク可愛い」
などといろいろな声が上がる。
別にそこまで目立ちたい訳じゃないんだけど。
でも結構いい気分♪~
志穂もこんな気分なのかな?
いつも………。
携帯もスマホに変えて、最近ではよくクラスの女子とメアド交換したりしている。
眼鏡もコンタクトにしたし、靴もスニーカーに変えてみた。
どっちかというと、私は派手なパンク系の服が好きで制服に合う限りのパンクファッションをしている。
本当に変わったな、私。
だって冬樹に告白するくらいだもん。
そこらの女子高生と変わらないじゃん。
冬樹のおかげかな?
しかも冬樹のおかげで無駄に浮くようになったし、先生からも心配の声が上がった。
「一体合野君はどうしたのかな」
とか、
「勉強をやめたりしていないだろうな」
などなど。
皆からも、先生からも私を見る視線は変わった。
クラスメートからはいい視線を、先生からはあまり良くない視線を、送られるようになった。
全部冬樹のせいだ。
「冬樹、ちょっといい?」
いつの間にかやって来た冬樹に声をかけた。
「おう、いいぜ」
「あのね、私冬樹には感謝してるんだ。で、分かったの。冬樹は私を不良生にしたいんじゃないのかなって」
「はあ?んなわけないじゃん。俺はお前に普通の女子高生と同じスクールライフを送ってもらいたくて」
「やっぱりわざとだったんだ。冬樹、ちょっと度が過ぎたよ」
「そうかな?俺にはまだまだな気が…」
「ほら、これ以上冬樹と関わったら私、ホンモノの不良生になっちゃう」
「そっか。でももう関わらないとか言わないでね。もうやめるから。ね?」
「分かった。だから本当にやめてね」
度が過ぎた私の脱 地味子もこれで終了した。
このまま順調に進みますように…。