楽しかったな、初デート。
冬樹も面白かったし。
今度は沙苗達と行きたいな。
実は、沙苗達は付き合い始めたんだ!
それまでのお話を話すね。

「譜雪、ちょっといい?」
「いいよ」
左京に呼ばれて私は席を外した。
珍しいな、左京からのお呼び出しって。
「何〜?」
「俺、沙苗に告ろうと思う」
「やっと素直になったな。よしよし」
「それらしき事をさっき言ってきたんだ、沙苗に」
「で?OKだって」
「良かったじゃん。ずっと両想いだったもんね」
「そうだったのか!?」
「そうだよ。知らなかったの?」
しばらくそんな会話が続いて、別の声が聞こえた。
「左京?何してんの?」
「さっ、沙苗!?」
「告っといて浮気ですか?最低!譜雪も譜雪よ!」
「聞いて。彼はね、あなたが告白をOKした事がもの凄く嬉しくて私に一番に報告しに来てくれたの」
「本当?」
「うん。本当だよ」
「ごめん!変に誤解して」
「いいよ。いつもの事だから」
あはは。
やっぱりこのカップルは最高だよ!

という感じてあります。
沙苗も嬉しそうだったし、左京もデートプランとかもう考えてたし。
相変わらずだなって感じ。
ダブルデートしようねとも言ったし、そのうちできるでしょう。
今は放っておくとしよう。
待ちに待ったLOVE LOVEモードだからね。
邪魔したら沙苗の本性が見えちゃう。
それだけは避けないと、左京が沙苗から離れて行っちゃう。
私も冬樹にイチャついて来よ。
絶対に嘘だけど。
一生やんない。
私からイチャつくなんて。
冬樹からはしょっちゅうなんだけどね。
沙苗達、バカップルになりそう…ってもうなってんじゃん!
「沙苗、あーん」
「自分で食べれます〜」
「そんなこと言わずに〜」
「うっとおしいな〜」
全然うっとおしそうじゃないんですけど…。
むしろ嬉しそう。
究極バカップルだな。
とか言ってるけど私達も何気にバカップルだよね。
冬樹に聞いたらそうだね〜って喜ぶだろな。
考えただけでもアホみたい。