しかも、前屈みに俯いて、ブランコに乗って、ユラユラ揺られてる感じで、ちょっと不気味。
「…おい、何してんだ?」
いつもなら、無視して通り過ぎる。
なのに、自分でも無意識に声をかけてた。
「別に。」
女の子は顔をあげて、一瞬俺に視線を寄越したけど、すぐ反らし呟くように答えた。
狭いから、聞こえたけど。
「寒くないのか?
まぁ、夜なんだし、気を付けて。」
珍しく気にかけてみたのに、そんな愛想のないひねくれた返事するから、ほっといて帰る事に。
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