「差し出がましいようですが…彼女の事について幾つかお話があります。
余計なお世話かもしれませんが。」
「…お聞きします。」
俺の申し出にさっきの感じで断られるのかと思ったら、そう返ってきたので内心こっちが吃驚したけど、話す事にした。
「彼女と出逢ったのは、今月の始めの夜中の事でした。
真冬の夜中に1人で公園でブランコを漕いで
たんです。
正直不気味でしたが、声をかけました。
危ないので。
それがきっかけで彼女のペースに飲まれて、居候させるはめになりました。
初めは凄い変なやつだと思いました。
冗談なのか、本気なのか分からない事を言ったり、かと思えば急に見透かすような事を言って、子供っぽいと思ってたのに急に大人びたところを見せたり。」

