「……で?お前なんか聞きにきたんだろ?ちさと」 「昨日、飛び降り自殺をみたの。その人の顔が、大樹と同じだった」 「ハハハ。俺の死体みたのー?」 「はぐらかさないで」 風がやむ。 太陽が雲に隠れてしまった。 「兄貴だよ。双子の」 そのあとポツリと普通にしてたのになんで気付くかなぁ?とこぼした。