次の日、学校であたしはある男子生徒をひたすら観察していた。


一時間目、そいつはあくびをしながら校庭を眺めていた。

二時間目、熱心に漫画を読んでいた。

三時間目、片耳にイヤホンをはめたまま友人と馬鹿笑い。

四時間目、爆睡。