〜side悠斗〜


美羽は走りながら、教室を去って行った。



何だよその反応、可愛すぎだろ。



こんなにウブな反応をされたのは久しぶりだ。



俺が今まで付き合ってきた女のほとんどは、色んなやつと遊びまくってるようなやつばかりだったから。



・・・俺も人のこと言えねぇから、この話は一旦置いておこう。



てか、最初にキスしようとしたのは俺だけど、まさかあんな形で美羽とキスするとは思ってなかった。



ま、超結果オーライだな。



これであいつは、俺のこともっと意識するようになるはずだ。



今日の昼休みからずっと俺のこと意識してるしな。



わざわざあいつら使って、美羽が意識するように仕向けて成功だった。