ドサッ
チュッ
い、痛い。
久しぶりにこんなに盛大に転んでしまった。
・・・って、ん!?
ガバッ!
私はすぐ、上半身を起こした。
え、今、私と橋口の口、触れてた!?
そ、そんなわけないよね!?
え!?え!?
私はプチパニックになっていた。
「まさか、未羽に押し倒されて、キスされるとは思わなかったな〜。」
橋口は少し嬉しそうに笑いながら言った。
「は、はあ!?ちがうし!
私押し倒してなんか・・・!」
「いやいや、今この状況を見てどうやったら、お前が押し倒してないことになるんだよ?」
ぐっ・・・!
言い返せない!
