そして、私は日誌を書き終えて、橋口と一緒に職員室に提出しに行った。
先生にも、何で岡野が書いてるんだ?と不思議がれた。
その後、私たちは教室に戻った。
ガラッ
ふと時計を見ると、亮の部活が終わる時間にはまだなっていなかった。
「亮の部活まで暇だね〜。」
さっきの拗ねた橋口を見てから、私はすっかり緊張が解けた。
「そーだな〜。」
と言い、橋口は何をするかを考え始めた。
私も考えよっと!
「あ!思いついた!」
私が考えようとした瞬間に橋口は思い浮かんだみたい。
「おお!早いね!
なになに?」
「俺のこと名前で呼んで?」
ん!?!?
「何で!?」
「だって、昼休みも呼んでくんなかったし。」
そ、そうだけど・・・。
また恥ずかしくなってきた。
私は困ったように俯いた。
すると、橋口がボソッと呟いた。
「・・・やっぱり亮のことが好きなのよ。」
