「未羽と悠斗おはよ!」



「「おはよー。」」



キーンコーンカーンコーン



亮が遅刻ギリギリで学校に来た。



亮と一瞬目が合ったけど、お互いにすぐ目を反らした。



そして、昼休みになった。



「未羽、今日は一緒に食堂でお昼食べようぜ!」



「え、珍しいね!何で?」



亮はいつもお弁当か購買で買ったものを教室で食べる。



そして、速攻で食べ終えて、クラスの男子たちとサッカーとかバスケとかをしに行く。



最近は、橋口と私と3人で一緒に食べることもあったけど、食堂に行こうと言われたのは初めてだ。



「なんとなく!
早く行かねぇと混むし、行こうぜ!」



「え、あ、うん?」



何か今日の亮変だなぁ。



ま、とにかく食堂に向かおっかな!


教室を出る前に百合に一緒に行くか聞いたら、彩奈ちゃんと食べるから大丈夫と言われた。



私と亮は教室を出て、食堂に向かって歩き始めた。