「俺が未羽を守る。
・・・それじゃ、駄目?」



「え・・・。」



顔が一気に熱くなった。



「ま、守るって言われても・・・。
女の子のいじめは陰湿なんだよ?
男の子には分からないだろうけど・・・。」



「俺のこと、信じて欲しい。」



男の子からこんなに真っ直ぐ、何かを言われたのは初めてかもしれない。



こんなこと言われたら断れないよ・・・。



「わ、わかったよ。」



「まじで!?
めっちゃ嬉しい・・・!」



五十嵐くんは、とても嬉しそうな顔をした。



こんなに素直に喜んでくれて嬉しいけど、すごい照れる。