〜side 亮〜



岡野さん・・・じゃなくて、未羽を家の近くまで送って、今、俺と悠斗は自分の家に向かって歩いている。



未羽は俺たちの隣の中学校出身らしくて、美羽の家と俺たちの家は結構近かった。



「なぁ。」



「んー?」



「お前、未羽のこと好きだろ?」



「!!!?」



ゴホッ!!



俺は驚き過ぎて、盛大にむせた。



「おい、何むせてんだよー。」



「うっせ!
・・・な、何で分かったんだよ?」



「ふつうにバレバレだったぞ。」



悠斗がニヤニヤしながら言ってきた。



くっそー!すげぇ恥ずかしい。



こいつ昔から、するどいんだよなぁ。



「てか、何で3人で付き合おうなんて言ったんだよ?
いつものお前だったら、気に入った女の子がいたら即効おとしにいくじゃん。」



「だってあいつ全然俺に興味無ぇし、俺だけと付き合おうって言っても、絶対OKしねぇだろ?
だから、お前も巻き込んでみた☆」



悠斗がテヘッて顔をしてきた。



きもっ。



まぁ結局俺を巻き込んでも、美羽はあんまり賛成してなかったけど。