な、何いってんのこいつ!?
「まってまって!
何が、「じゃあ」
なのか全然分からないんだけど!」
「だからー、3人でいる条件が3つも揃ったわけじゃん?
=3人で付き合えば良くね?って話。」
橋口が、意味不明なことを、あたかも常識みたいに言ってきた。
「いやいやいや!
普通、その条件が揃ったとしても、
「3人で付き合おう!」
には、ならないでしょ!
「3人でクリスマス・パーティーしよう!」
とかなら分かるけど!」
「えーだってお前、付き合ってねぇとイチャイチャするのダメなタイプだろ?
イチャつかねぇクリスマスなんてクリスマスじゃねぇ!」
あーだめだ、こいつ。
私の意見は、橋口には通じないみたい。
「てかさー、とりあえず付き合ってみれば良くね?
んで、嫌になったら別れればいいじゃん。」
「で、でも3人で付き合うって、おかしくない!?」
私の言ってること間違ってないよね!?
「良いんだって。
お互いが愛し合ってれば、それで。」
すごい良いこと言ってるけど私たち3人の場合、全然愛し合ってないんですけど。
「亮!
お前も3人で付き合うの賛成だよな?」
橋口め!
五十嵐くんを味方につけるつもりだなぁ!
「五十嵐くんは橋口の言ってること、おかしいと思うよね!?」