そして、私たちは観覧車に乗った。
私は2人席に1人で座り、向かいの席に五十嵐くんと橋口が座った。
今日はカップルdayだから、観覧車が一周する時間が普段より少し長くなっているらしい。
「わー!!
景色めっちゃキレイだねー!!」
「なー!超すげぇ!!」
私と五十嵐くんが共感していると、橋口が直視したくない現実を口にした。
「お二人とも、お気づきだろうか?
観覧車に乗るとラビットランドにいるカップル達が、一望できてしまうということを!」
「あー!
わざと見ないようにしてたのにー!」
しかも無駄に丁寧語だし。
「いやいや。
観覧車乗ってんだから、普通に視界に入るだろ。」
「頑張って視界から、カップルを消してたの!」
