「そ、そんなこと無ぇよ!
こっちこそ、ごめんな!」
「え!?
何で五十嵐くんが謝るの!?」
「だって、ああいう時って普通、男からするもんだろ?
それなのに、岡野からさせちまって悪かったなって・・・。」
五十嵐くん、なんて優しいの・・・!?
私、無理矢理キスしたのに全然怒ってないし、むしろ私の心配をしてくれるなんて・・・!
「いやいやいや!
こっちこそ、ごめんね!
・・・でも、五十嵐くんが嫌じゃなかったんなら良かった!」
私は嬉しくて、つい、笑顔になってしまう。
「・・・!
う、うん。」
そう言って五十嵐くんは、また、あっちを向いてしまった。
よく見ると、顔だけじゃなくて、耳も真っ赤だった。
