「亮!お前も早くしろよ。」
五十嵐くんは、お姉さんに、キスをしなければならない、と言われてからずっと固まっている。
やっぱり、たとえキスするフリでも、付き合ってもない人とするのとか嫌だよね。
それも人前で。
「や、あの、俺は遠慮しとく!」
「は?何言ってんだよ。
口のギリ横でもバレねえから、さっさとしろよ。」
「でも、俺ら付き合ってねぇし・・・。」
2人はお姉さんに聞こえないように小さい声で話した。
グイッ
私は橋口の腕を引っ張って、橋口を引き寄せた。
そして、再び小さい声で話し合う。
「五十嵐くん嫌がってるんだし、無理強いすること無いんじゃない?」
「んー、まあ俺は別に良いけどさ。
そしたらお前、俺と2人でラビットランド入ることになるけど良いの?」
「え!やだ!」
「正直過ぎだろ!」
