「ねえ!入れないに決まってるでしょ!
もう帰ろ!?」
「あの〜、俺ら3人で付き合ってるんすけど、中、入れますよね?」
橋口が私の制止を無視して、ゲート係のお姉さんに話しかけた。
「はい!
付き合っている、という証明をしていただけたら大丈夫ですよ〜。」
お姉さんが素晴らしい笑顔で答えてくれた。
え!?OKなの!?
「あの、証明って何ですか?」
五十嵐くんがお姉さんに質問した。
「基本的には、ゲート係の前でキスをしていただくことになっております。」
「「キス!?!?!?!?」」
私と五十嵐くんは驚き過ぎてハモってしまった。
「え、あの、キス以外じゃダメですか!?」
「どうしても嫌というお客様に限り、ペアリングなどの、付き合っている事が証明できる物を見せていただく、という方法もございますよ。」
な〜んだ!キス以外でもOKなんだ!
・・・って、無理だ!
私たち、おそろいの物なんて持ってないじゃん!!
ど、どうしよう!?
付き合ってるフリとはいえ、さすがにキスなんてできないよ!
やっぱり諦めて帰るしかないよね・・・。
「美羽。」
「え?」
グイッ
